リース債権とは分割で購入した備品の未払い分を指す単語です。

リース債務とは

「リース債務」とは、ファイナンスリース取引よって購入した備品における、分割料金の未払い分を意味する用語です。
一般的には簿記における勘定科目の“リース債務”として知られており、借り手の企業が財務諸表に計上する際に用いられます。

 

ファイナンスリースについて

ファイナンスリースには大きく分けて「所有権移転ファイナンスリース」と「所有権移転“外”ファイナンスリース」の2種類があります。
いずれの場合も商品を一括で購入せず、分割で代金を支払う流れとなるので、リース債務という勘定科目を使って毎月の料金を計上する仕訳が基本です。

 

経理・事務職の人材に必要な知識

パソコンに向かう笑顔の女性

リース債務は、財務諸表に記入する際に必要な“簿記”の知識に含まれる用語です。
そのため、企業の財務状況を把握・管理する「経理職事務」もしくは、経理業務を含む「会計事務」の職に就いている人材は覚えておきたい知識です。

 

ちなみに、簿記の中での立ち位置としては“日商簿記検定試験2級”の内容に含まれます。
資格なしの未経験から、人事異動などで急に知識が必要になった際は、各出版社から発売されている簿記検定試験の参考書の中でも「2級」の範囲に対応している本を選んで勉強するようにしましょう。

 

実際にリース取引が行われた際の仕分け

詳しい知識は参考書で勉強していただくことが一番です。
しかし「とにかく概要を知りたい!」という時間の無い経営者や、明日の仕事に間に合わせたい経理・会計職の方のために、取引の多いファイナンスリースにおける簡単な仕分けをご紹介いたします。

 

特に多くのリース取引で用いられる売買処理を選択した場合は、最低限「リース取引を開始したとき」そして「リース取引中の月ごとの仕分け」を行う必要があると考えておけば良いです。
加えて、減価償却が行われると覚えておければ基本は問題ありません。

 

リース取引の開始時

リース開始時にはリース商品を購入した旨を仕分けする必要があります。
リースとして資産を受け入れたので“リース資産”の増加、加えてこれから先の支払いが発生するため“リース債務”の計上を行わなければいけません。

 

(リース資産) 8,000 (リース債務)8,000
リース契約日 4/1(期首)
リース期間 4年
購入価格 7,000円
年間リース料 2,000円(3/31払い)

※利子込み法とする

 

リース取引の最中における月次勘定

リース契約期間中は、毎月ごとにリース代金の支払いを行わなければいけません。
支払い義務として計上したリース債務を、当月に支払い済みの分だけ減少させる必要があります。リース債務を借方に、現金を貸方に仕分けしましょう。

 

(リース債務)2,000 (現金) 2,0
リース契約日 4/1(期首)
リース期間 4年
購入価格 7,000円
年間リース料 2,000円(3/31払い)

※利子込み法とする

 

減価償却費の計上

決算時には減価償却が行われます。耐用年数や残存価格に注意して“リース資産減価償却累計額”を計上しましょう。

 

(減価償却費)2,000 (リース資産減価償却累計額)2,000
リース契約日 4/1(期首)
リース期間 4年
購入価格 7,000円
年間リース料 2,000円(3/31払い)

※利子込み法とする

 

経理・会計に関わる人は覚えておきたい

簿記と電卓

必ずしもすべての機材を現金で一括購入できるわけでは無いため、企業を運営する上でリース取引における知識は身につけておきたいものです。
特に経理事務・会計事務職の人材は頭の片隅においておきましょう。

 

また、経営者にとって簿記は不要な知識ではありません。
財務諸表が読める人材は非常に価値が高いため、この機会に少しずつ簿記会計学の知識を身につけてみてはいかがでしょうか。